作詞作曲:永尾明 イラスト:ise様
オリジナル曲8作目です。
歌詞:
1.
その声はいつか遠くで聴いた
朽ちかけた過去の倉庫の記憶
古いアーカイブに眠る君の夢
不確かでどこか衝動的で
何者でもない君がいたね
私もその時そこにいたよ
その手の外に溢れ出す光と影
私の中で響き弾けだしていたよ
だからもうボケた態度はやめて
デタラメも嘘も真理に変えて
君だけの色で私を染めて
2.
ひび割れた夜の荒野で眠り
涸れ果てた過去の大河を渡れ
黄金の砂漠の土煙あげて
つかの間のケチな愛なら捨てて
醜くあがく姿を晒せ
孤独と孤独の隙間を埋めて
街から街へその声は夜を越えて
誰かの心濡らしはじめていたよ
晴れ渡る空に栄誉の鐘を
血塗られた古都の王妃を癒せ
君だけの色で世界を染めて
時は過ぎゆく
誰もがあなたを捨てて
私もいつかあなたの声すら忘れ
あなたは何処へ
人知れず海に消えた
やがて誰もが名前すら忘れてしまう
だけどふと何処からか声が
朽ちかけた過去の倉庫の森の
古いアーカイブの暗がりの中で
誰も訪れることもなく
キラキラと人知れず君の
君だけの色が輝いてたよ
キラキラとひっそり
輝いてたよ