ノギクとリンドウ
窓辺に雨の雫
虹の橋を渡って行く
戻らない風景越しに
変わらない物を探した
青い空の下で頬を撫でる風
芝生の上ぽつり開く花
白い野菊のよにただひっそりと
小さな花びらが揺れ動く
※
いつの日かまた会えることを
信じて さよなら
いつまでも忘れられない
思い出をありがとう
過ぎ行く時を数えていた※
朝日に輝く水面
風に乗るカモメの鳴く声
あの日見た風景が
今日もまだ続いているのに
穴の空いた壁を埋める何かを
見つけようとしては広がっていく
陽炎のようにゆらゆら揺れて
蜃気楼のように消えていく
※繰り返し×2